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残圧が足りないA

例えば、陸上で1時間呼吸できるだけのエアが入っているタンクがあったとします。
(ダイビング中と同じようにレギュレーターからゆっくりとした深い呼吸で1時間分)
水面からの移動で消費されるエアは考えないものとして、そのタンクのエアを水深10mで同じようにレギュレーターからゆっくりと深い呼吸で吸うと、実は、30分しかもちません。
さらに、同じことを水深20mで考えるとタンク内のエアは20分でなくなり、水深30mだと15分でタンクのエアは空っぽになってしまいます。
これは深度下で行われるダイビングには圧力がかかるためで、深度とともに圧力は徐々に増していき、その圧力で肺が潰されないためにダイバーは密度の濃いエアを吸う必要があるのです。
つまり、水深10mでの1呼吸は陸上で吸う2呼吸分のエアを消費するので、タンクのエアも当然2倍のスピードで消費されていくわけです。
水深20mだと1呼吸が3呼吸分になり、エアは3倍の速さでなくなっていきます。
水深30mでは4倍です。
もちろん実際のタンクにはここで話したよりもっと多くのエアが充填されているので、もう少し長い時間のダイビングは可能ですが、深い深度に行けば行くほどエアの消費が早くなることはしっかりと覚えておきましょう。
深いところではしつこいくらいに残圧を確認しておかないと、気付いたときには驚くほど減っていたりするから注意が必要です。